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この号の特集/ |
スラウェシ島のお葬式 スマトラ沖大地震 フィリピーナの挑戦 ベッドの上のタイVSフィリピン アジアの風に吹かれて 新宿便り へこたれない女たち バンコク闇ナベ旅行 駐妻レイ子の雄叫び 僕が愛した女たち 風俗解放戦線 山崎つかさのバンコク日記 イヌが吠える どこかへ行きたい タイ芸能講座 行って見て来て76県 日本人女性 ギャンブル街道をゆく アジアで働く 旅のカラクリ ナンパラ |
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| 本当に俺の子なのか!? タイの水祭りで懺悔する |
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| 2004年8月号(通巻57号)/680円 | ||||||||||
| 2004年8月号から: | ||||||||||
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【連載】行って見てきて76県 |
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また例によって何もないところと予測していたのだが、観光案内所やツーリストポリスまであるところを見ると、どうやらここ、ウタイタニーはそれなりの観光地らしい。観光案内所でもらったパンフレットを開くと、いたるところに観光スポットが点在していることがわかる。寺院、洞窟、古代の壁画、滝、カレン族の村、ファイ・カ・ケン野生生物保護区などなど……。 これは1泊2日という短い日程ですべてを回るのはとても無理だ。こんなことなら今朝、もっと早起きしておくべきであった。どうせそんなに慌てたところでウタイタニーなどタカが知れている、なんて思っていたのだが、ウタイタニーよ、バカにしてすまなかった。
あまり時間がないがせめて、僕がもっとも食指を動かされた観光スポット、ファイ・カ・ケン野生生物保護区だけは見て帰ることにしよう。パンフレットの解説によると、ここはユネスコの世界遺産であり、広大な森の中にたくさんの種類の野生生物が生息しているのだという。具体的にどのような野生生物が生息しているのかは知らないが、パンフレットのイラストには虎や象の姿が描かれていたので、そのような動物がたくさん生息している、ちょっとしたサファリパークみたいな感じのとこなのだろう。こいつは楽しみだ。
僕はバスターミナルの前で客待ちをしていたソンテウのおっさんを捕まえると、今回も例によって僕についてきた彼女にファイ・カ・ケン野生生物保護区までの値段交渉を命じる。彼女はソンテウのおっさんと二言三言、言葉を交わすと僕のほうを向いて尋ねる。
「ねえ、パスポート持ってきた?」 「持ってくるわけないじゃん」 「何か身分証明書がないと、中に入れないんだって」 さすが、ユネスコ。怪しい人間は聖域には入れさせないというわけか。 仕方がないので、僕はソンテウのおっさんにお任せで近くを適当に回ってもらうことにした。 そして着いたのは、小高い丘の上にある寺院。そこからは少し靄のかかったウタイタニーの街を一望することができて大変に気分が良い。まあ寺院自体はデブの仏像があるということ以外、これといった特色のないものなのだが、その寺院からは丘の麓まで白く細長い石段が続いており、この石段は世界一長い階段としてギネスに認定されている……のかどうかは知らないが、とにかくものすごく長いのだ。恐らくムエタイの練習生なんかがここでうさぎ跳びをして修業に励んだりしているのだろう。
ソンテウのおっさんが次にどこに連れていってくれる気なのかは知らないが、次の目的地までには細い路地があって、ソンテウでは通れないと言う。おっさんは、バイクの先にリヤカーをくっつけたような妙な乗り物を指差し、「これに乗り換えてくれ」と指示する。いや、しかし、これはバンコクでも見たことあるけど、物を運ぶための乗り物であって人を運ぶための乗り物ではないのでは? なんていう僕の疑問をよそに、彼女は「わーい! こんなのに乗るのはじめて!」と無邪気に喜んでいたので、まあ良しとするか。
その妙な乗り物に揺られ細い路地をくぐり抜けて着いたところは、3段重ねの派手なウエディングケーキのような形をした寺院。うーん、またお寺か。まあ、キレイといえばキレイだけど……。
もう日が暮れかけてきていたので、僕はこの日の観光は終わりにして、ホテルを探すことにした。 明日のお昼にはバンコクに戻らなければならない。しかし僕としては、せっかくこれほどたくさんの観光スポットのある県に来たというのに、見たのがお寺だけというのでは少し物足りない。そこで明日は早起きをして、ホテルからわりと近い古代の壁画を見に行くことを決めて、床についた。
しかし、次の日もまた思い切り寝坊をしてしまい、12時のチェックアウトの時間ギリギリになって慌ててホテルを出ることになり、結局、古代の壁画を見に行くことは叶わなかったのだった。
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