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  ベッドの上のタイVSフィリピン

  
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  駐妻レイ子の雄叫び
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  山崎つかさのバンコク日記
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  日本人女性
  ギャンブル街道をゆく
  アジアで働く
  旅のカラクリ
  ナンパラ
タイで結婚の達人になる
カンボジアでピョンヤン娘に逢う
2005年6月号(通巻67号)/680円
 2005年6月号から:

【連載】私の場所 私の時間 〜タイに住む日本人女性がちょっと一息つける場所
文 古林由香/写真 嶋健雄

未穂・パンホンサーさん(32) ―運命の出会いで、結婚しました!




 ギャルママというのか、セレブママというのか。イマドキな華やかさに溢れる未穂・パンホンサーさん。苗字からおわかりの通り、旦那様はタイ人である。昨年11月に生まれた愛娘の瀬七海ちゃん(写真中央)を抱くその姿は、完全無欠のシアワセ像。しかし、話を聞けば、ここに至るまでの人生は波乱万丈。以下は、運命の不思議さを思わせてくれる未穂さんの話である。

 東京都多摩市で生まれ育った未穂さんは、都内の短大を卒業後、大手クレジット会社に就職。督促部に配属される。頭の回転の速い人特有の、チャキチャキした話し方の未穂さんの成績は常にトップクラス。上司や同僚に恵まれ、忙しくも楽しい生活を送っていた。が、28歳のとき、お母さまが急逝。インタビューに同席した妹の夕起さんによると、「ショックで何もできない私や父、弟に代わって、姉は気丈に振舞っていましたが、ある日を境に、ガクッと元気がなくなってしまったんです」。

 精神不安定になり、不眠症を併発。精神科に通院し、睡眠薬を飲み始めるが、今度は副作用に悩まされる。出口を見出せなくなった未穂さんは、半年間の休職届けを提出。そして、「海でも見て気分転換を」と友人とタイへのパックツアーに参加。2002年2月のことだった。


挙式写真。ラブラブ状態は、今も変らず

「最終日に行ったバンコクの宝石屋で、友人が店員にナンパされたんです。普通ムシするのに、そのコはちょっとボケた子だからOKしちゃって(笑)。で、そのとき一緒に来たのが、旦那となるトニーだったんです」

 夕食後、朝まで飲み明かすうちに、未穂さんと日本への留学経験があるトニーさんは意気投合。その日の午後、空港まで送るから、と迎えにきた車の中で、「日本に帰らないで」と懇願された未穂さんは、「ま、いっか」と、友人を残してトニーさんの実家へ。「もう少しタイにいるから〜、と電話があったとき、頭がヘンになったのかと心配しました(笑)」と夕起さん。

 普通だったら「怪しすぎ」と思うこの展開。が、トニーさんの愛は本物だった。実家に泊まった翌朝、つまり出会って3日後(!)にプロポーズ。


今回紹介してくれたのは、家の近所の「スポーツシティ」。妊娠中によく通ったとか

 「朝起きたら手紙を渡されたんです。つたない日本語でしたが、私のことを愛している、と気持ちを綴ってくれたものでした」

 その後も、プレゼントや手料理など、スイート攻撃を連打したトニーさん。

 「エビの殻をむいて食べさせてくれたり……そういうのってイイなぁと。家族には『エビで釣られた』と言われましたが(笑)」

 結婚を決めた未穂さんは、一週間後、手ぶらで日本へ帰国。会社には寿退社の報告をし、身の回りの荷物をかき集めて再びタイへ。そして、その年の5月には入籍し、8月に家族を呼んでタイで挙式を挙げた。初めは呆れていたという未穂さんの家族も、トニーさんの人柄の良さを知り、ひと安心。

 「とにかくマメ男。休日は専業主婦となって、掃除、料理、子供の相手となんでもやってくれるんです」

 昨年購入した自宅の庭でこう微笑む未穂さんは、シアワセ・オーラでまぶしい限り。運命の出会いをつかんだ人は美しいのです。

 

 

 

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