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◆不可解キャディーのオンパレード!
さ〜て、珍キャディーさんの本家本元登場です。いっぱいある(いる?)ので、できるだけ簡潔にまとめます。
ロストボールで打ち直しのため、ドライバーを持ってティーオフグラウンドに戻ったタイK社のO社長。キャディーは150ヤード先で待っているため、「お〜い、ボールを持って来〜い」と怒鳴ると、なんとキャディーさん、キャディーバッグから5番アイアンをつかみ出し、O社長の足元まで、きっちり150ヤード、ボールを打って渡してくれました!
ナチュラル・ラムインドラ・ゴルフ場での私の実体験。ボールをラフに打ち込んでしまい、なかなか見つからず、焦りまくる私。「キャディーさん、ルーク(球)・ユー・ナイ(どこにある)?」と聞くと、「ルーク(子供)・ユー・バーン(家にいます)」と真剣に返事をするキャディーさん。そう、タイ語では「球」も「子供」も同じ単語で「ルーク」と言うのです。
タイ・カントリークラブにて。プレー途中、近所の民家から、大音響のカラオケが鳴り響いてきた。しかもルークトゥンという、日本で言えば、盆踊りみたいなもので、随分と間抜けでノー天気なメロディーである。すると、なんと私のキャディーさん、そのカラオケに合わせて幸せそうにルークトゥンを歌いながら、リズムに合わせて軽快に歩き出し、私のキャディーバッグごとどんどん進んでいってしまった。アドレスの体勢のまま固まってしまった私の存在なんか、完全に忘れてしまったようだ。
次は日本人に人気のキアタニ・カントリークラブ。ここのメンバーでA社のH支店長はほぼ毎週末をここで過ごしている。ここキアタニにはH支店長のお気に入りのキャディーさん(22歳)がいて、毎回、プレー予約の際には、このキャディーさんも一緒に予約する。今回もいつも通り、時間きっかりにクラブハウスに到着すると、驚くことに、とんでもないババアキャディーがスキッ歯をニッと見せながら、H支店長に近づいてくるではないか! 「なんだお前は。ちゃんといつものキャディーを予約しているんだ。お前なんか、お呼びじゃない!」と怒鳴ると、「はい、今日は娘の具合が悪いもんで、代わりに母親である私が参りました」。(なら、別の若いキャディーのほうが良かった)なんて、お気に入り娘の母親に言うこともできず、その日はH支店長、いつになく終始無口で過ごしたということです。
いかりや長介キャディー。そのまま、顔がそっくり。郊外のエバーグリーン・ゴルフ場にて出逢いました。一応女性でしたが……。
バンプラ国際ゴルフ倶楽部で出逢ったのは、星一徹キャディー。若いキャディーの言動に対して鬼のように厳しい、おばさんキャディーでした。今どき感心。キャディーマスターが彼女の天職となること、間違いなしと確信しました。
◆特別編タイ・ミャンマーの国境、タチレクのキャディー
タチレク・ゴルフクラブにて。ここは9ホールしかない、ほのぼのとしたゴルフ場です。農家の農機具倉庫みたいに見えるのが、どうやらキャディーハウスのよう。そこから私のほうに向かって出てきたキャディー。その内股の走り方を見て、一発で「オカマキャディー」と気付きました。走りながら、顔が「イヤ〜ン」と言っているように見えてしまうのですが、偏見でしょうか。
ラウンド中も、目に付く木の実や果物を幸せそうに指差しては、「ねえ、あれ食べる〜ん?」といちいち聞いてくる。最初は完全無視していましたが、だんだんこの環境に慣れてくると、なんだか、「こんなほのぼのゴルフは、他では味わえないな」という気持ちになってきて、楽しい楽しい。スコアや飛距離でなく、「散歩のついでに球を打つ」という、ある意味ゴルフの原点を体験できた、希少ラウンドでした。
ところで、このタチレク・ゴルフ場、この日は平日ということもあり、客は私一人だけでしたが、その割にはやけに「人通り」が多い。ゴルファーでもなく、ゴルフ場を公園代わりにして遊んでいる風でもない人々と、各ホールで出逢う。どうやらこの人たちは、単にゴルフ場を「公道」として利用しているだけのよう。コースを横切れば、市場まで近い、ただそれだけなのです。こっちも、こんなところで急いでプレーする必要もないから、人が見えたら通り過ぎるまでショットを控える。こういう環境だと、待つことにイライラ感も怒りも、別に沸いてこない。ゴルフ場兼公共スペース内における、プレーヤーと通行人の共存共栄が、自然に出来上がってしまうのです。
ふと、500年以上も前、ゴルフの聖地、セント・アンドリュースも「ゴルファーと通行人が普通に一緒に歩いていた」ということを思い出し、現代のこの辺鄙な地との意外な接点に、感慨深いものを感じたものです。
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